アダプター と ラッパー の違い

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Adapter (アダプター)

アダプターは、既存のクラスやコンポーネントを別のインターフェースに変換するためのデザインパターンです。主な目的は、互換性のないインターフェースを持つクラス同士を連携させることです。これにより、既存のコードを変更することなく、異なるコンポーネントを統合できるようになります。

具体的な例を挙げると、異なるデータベースシステムにアクセスするためのインターフェースが異なる場合、データベースアダプターを使用してアプリケーションコードが統一された方法でデータベースにアクセスできるようにします。

Wrapper (ラッパー)

ラッパーは、既存のクラスやコンポーネントを囲む(ラッピングする)新しいクラスまたはオブジェクトを作成する手法です。これにより、既存の機能を保持しながら新しい機能を追加したり、既存の動作を変更したりできます。ラッパーは、コードの再利用や拡張性を向上させるのに役立ちます。

具体的な例として、外部ライブラリやAPIを使用する際に、そのライブラリの機能をカプセル化し、よりシンプルで使いやすいインターフェースを提供するためにラッパークラスを作成することがあります。

要約すると、Adapterはインターフェースの互換性を確保し、既存のクラスやコンポーネントを接続するためのものであり、Wrapperは既存のクラスやコンポーネントを包んで新しい機能を追加したり、シンプルなインターフェースを提供するためのものです。